日立は暴走しすぎ?子会社の切り売りで株価が上がっただけ?東原会長の「脱製造業」を検証する

「日本の製造業は、もう終わるのかもしれない」

こんな言葉を聞いたら、どう思いますか?信じたくない、いや、そんなはずはないと思うかもしれません。しかし、この発言をしたのは、日本を代表する大企業、日立製作所のトップです。

「製造業はなくなる」

この発言の背後には、日立が進める“脱製造業”戦略があります。彼らはこれまでのハードウェア中心のビジネスを捨て、デジタル企業へと転換しようとしています。

もしこの戦略が成功すれば、日立は新たなステージへと進化するでしょう。しかし、もし失敗すれば……日立だけでなく、日本の製造業全体に暗い影を落とす可能性があります。

日立の未来、そして日本の製造業の未来について、あなたはどう考えますか?ぜひ、コメントで意見を聞かせてください。

では、日立の戦略の核心を深堀りしながら、日本の製造業がどこへ向かうのかを探っていきましょう。


【日立は本当に「脱製造業」を進めているのか?】

日立が進める大改革の実態を見てみましょう。これまでの10年以上で日立が行ってきたのは、事業の整理と売却です。

半導体事業をルネサスエレクトロニクスへ統合し、HDD事業をWestern Digitalへ売却。さらに、家電事業を中国の美的集団へ、化学事業を昭和電工に売却するなど、多くの分野から撤退しています。

そして、新たに力を入れているのが、ITやデジタルサービス事業です。特に「Lumada」というIoTやAIを活用したデジタルプラットフォームを中心に、IT企業としての成長を目指しています。

「なるほど、製造業から脱却し、デジタルの世界で生き残るのか」

……でも、ちょっと待ってください。本当にそんなにうまくいくのでしょうか?


【デジタル化は成功しているのか?】

日立は「デジタルシフト」を掲げ、2021年には米国のソフトウェア企業「GlobalLogic」を約1兆円で買収しました。さらに、エネルギーや鉄道、ヘルスケア分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。

ここで一つ考えてみましょう。皆さん、日立のデジタル事業がGoogleやMicrosoftのような世界的な競争力を持っていると思いますか?

日立の「Lumada」事業は確かに売上を伸ばしているものの、AIやIoTの領域ではアメリカの巨大企業と比較すると、まだまだ影が薄いのが実情です。また、GlobalLogicの買収も、日本市場を超えて本当に世界レベルでの成功につながるのかは不透明です。

「ソフトウェア事業で世界と戦う!」

この目標は壮大ですが、日本市場に依存している日立の現状を考えると、果たして本当にグローバル市場で成功できるのか疑問が残ります。

ここで皆さんに質問です。もしあなたが経営者だったら、日立のように製造業を捨ててIT企業になろうとしますか?それとも、製造業を軸にしながらデジタル化を進めますか?ぜひ、コメントで意見を聞かせてください。

【「脱製造業」の成功例と失敗例を分析】

日立と同じように製造業からデジタル・サービス業へとシフトした企業の成功例と失敗例を見てみましょう。

成功した例としては、IBMが挙げられます。かつてハードウェア企業だったIBMは、クラウドやAI事業にシフトし、デジタル分野で確固たる地位を築きました。

一方、失敗例としてはGEがあります。GEはデジタルシフトを推進しましたが、明確な収益モデルを構築できず迷走し、結果的に多くの事業を縮小せざるを得ませんでした。

日立は果たしてIBMのような成功を収めるのか、それともGEのように行き詰まるのか?

【「製造業×デジタル」の成功モデルとは?】

デジタル技術を活用しながら、製造業の強みを活かした成功モデルも存在します。

例えば、トヨタは「スマート工場」構想を推進し、生産効率を飛躍的に向上させています。ファナックはIoTを活用した機械の予知保全を実現し、製造業の生産性を劇的に改善しました。

日立も製造業の強みを生かしながらデジタル化を進める道はあったのではないでしょうか?


【結論:日立はこのままでいいのか?】

日立の戦略が完全に間違っているとは言い切れません。デジタル化は重要であり、サービスビジネスへのシフトも必要です。しかし、それが「製造業を捨てること」だとは限りません。

日立が本当に生き残るためには、製造業とデジタルの融合モデルを確立し、IT企業と真っ向から競争するのではなく、独自のポジションを築く必要があります。そして、グローバル市場でのプレゼンスを高めることが不可欠です。

もしこのまま「単なるリストラ戦略」に終わるなら、日立は「凡庸なIT企業」となり、世界では戦えなくなるでしょう。

さて、あなたはどう思いますか?

日立の「脱製造業」戦略は正しいのか、それとも間違っているのか?

ぜひ、コメントで意見を聞かせてください。

【さいごに】

製造業の未来に不安を感じている方へ。脱製造業とまではいかなくても、今の事業環境に危機感を持ち、事業転換を考えている経営者の方も多いのではないでしょうか?

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