知らないと損するポイント解説
工場に残された大型機械を見て、
「もう壊れているから値段はつかないだろう…」
「古いから処分費がかかるはず」
とお考えのご家族・解体業者の方はとても多いです。
しかし実際には、壊れていても“高値で買い取れる機械”は数多く存在します。
逆に、壊れ方によっては買取できないケース もあります。
この記事では、工場にある主要41種類の機械について
「壊れていても買取できる理由」「買取できない理由」
をわかりやすく解説します。
なぜ壊れていても買取できるのか?
工場機械は自動車や家電と違い、壊れた部分だけを交換して使えるという特徴があります。
そのため、海外を中心に「修理して再利用したい」という強い需要があります。
【壊れていても買取できる主な理由】
(1)部品取りとして価値があるから
以下の機械は、部品だけでも買取できる場合があります。
基板・モーター・油圧ユニット・ATC・チップコンベアなど、多くの部品に再利用価値があります。
(2)本体フレーム(鋳物)に価値があるから
機械の心臓部である「鋳物フレーム」は滅多に壊れず、交換が必要な部品でもありません。
フレームさえ良好なら修復可能 → 高価買取につながるというケースは多いです。
(3)海外では修理コストが安く、市場が大きいから
特に以下の国では修理文化が強く、壊れていても需要があります。
- インド
- ベトナム
- インドネシア
- タイ
- トルコ
- メキシコ
たとえ壊れていても、「修理前提で10年以上使う」というのが一般的です。
(4)生産停止しても需要が続く“名機”があるから
たとえば以下の機械は市場で長く使われ続けるため、壊れていても販売ルートが確保しやすいです。
- 森精機 NV・NHシリーズ
- オークマ LB・MBシリーズ
- Mazak QT・VCNシリーズ
- ソディック ワイヤーカットAQシリーズ
- FANUC ロボドリル
- NISSEI 射出成形機
ただし買取できると言っても、壊れていない機械に比べれば大幅に安くはなりますのでご了承下さい。
壊れていると“買取できない”ケースとは?
壊れていても大丈夫な場合も多いですが、以下のような状態だと買取が難しくなります。
(1)機械が分解されていて、部品が欠品している
特に致命的なのは以下。
- 主軸ユニットが欠品
- ATCがない
- コントローラが外されている
- 射出成形機の射出ユニット欠品
- ダイカストの射出シリンダー欠品
最低限のユニットが残っていない場合は、中古としての再生ができません。
(2)基板(電装)が完全に焼損している
焼損は修理不能なケースが多く、海外でも敬遠されがちです。
(3)長年の雨ざらしで“腐食や変形”がひどい
屋外放置は機械にとって致命的です。
- さびで動かない
- フレームが歪んでいる
- モーター水没
この場合、買取不可の可能性が高くなります。
(4)重量が大きすぎて搬出が不可能
特に門型マシニングセンタ・五面加工機・大型プレスなどは、搬出コストが買取価格を大きく上回る場合、買取不可 になることがあります。
壊れていても買取可能な機械リスト
以下では、
「壊れていても買取できる可能性が高い」
「壊れ方次第で買取可否が分かれる」
「壊れていると厳しい」
の3段階で分類しています。
〇壊れていても買取できる可能性が高い機械
部品価値が高く海外需要も強いため、壊れていても買われやすい機種です。
● NC旋盤・自動旋盤・立型NC旋盤
→ 電装故障でも買取可能。
● 複合加工機・ターニングセンタ
→ ATC・タレットなど欠品がなければ高確率で買い取り。
● マシ二ングセンタ(立形/横形)
→ 基板不良・主軸不良などあっても部品価値が高い。
● 五軸加工機
→ 高単価なため壊れていても需要大。
● ワイヤーカット
→ 電源故障でも需要あり。機械の構造がシンプル。
● 射出成形機
→ 海外需要が非常に強く、壊れていても高値買取の可能性あり。
● ダイカストマシン
→ シリンダー不良などでも海外で人気。分解されていなければ買取可。
ただし買取できると言っても、壊れていない機械に比べれば大幅に安くはなりますのでご了承下さい。
△ 壊れ方によって買取可否が分かれる機械
● ドリリングセンタ
→ 基板なしはNGだが、主軸不良程度なら買取可。
● NCフライス
→ 古い年代ほど動作しなくても部品取り需要あり。
● 微細加工機
→ 精度が命のため、フレーム変形があるとNG。
● 横中ぐり盤
→ 大型のため搬出費>価値になると不可。
● 五面加工機/門型マシニングセンタ
→ 壊れていても価値はあるが、搬出費が高すぎて断念するケースあり。
● 放電加工機(EDM)
→ 電源部焼損・タンク腐食はNG。
● 歯車加工機(ホブ盤・シェーパーなど)
→ 高年式は壊れていても高額。古い機械は基板欠品でNG。
● 平面研削盤/円筒研削盤/内面研削盤
→ モーター故障程度は修理可能。
→ さび・精度不良・テーブル固着はNG。
✕ 壊れていると買取が難しい機械(理由つき)
● プレス機全般(メカプレス・油圧プレス・サーボプレス・C型電動プレス)
プレスは 電装よりも「フレーム精度」が命 です。
壊れていると買取が難しい理由
- プレス特有の“平行度・直角度”が失われると再生不能
- フレーム割れは完全NG
- 金型合わせができないと用途なし
ただし動かないだけなら買取できる場合もあります。
● 板金機械 (シャーリング/プレスブレーキ/タレットパンチプレス/レーザー加工機)
これらは以下があると買取不可。
- メインフレームの変形
- バックゲージが欠品
- レーザー発振器の焼損(レーザー)
ただし 外観が良い・部品が揃っている 場合は買取できる場合があります。
まとめ|壊れていても売れる機械は意外と多い
工場機械は家電と違い、
壊れていても修理前提で売れる市場が世界中にあります。
✔ 壊れていても高値になる代表例
- マシニングセンタ
- 旋盤
- 五軸加工機
- ワイヤーカット
- 射出成形機
- ダイカストマシン
✔ 壊れていると買取困難になる代表例
- プレス機のフレーム破損
- レーザー発振器焼損
- 五面・門型MCの搬出不可
- 水没・屋外放置の重腐食
写真とメーカー名だけで判断できます。
壊れていても、
「これは価値がないだろう」
と決めつける必要はありません。
壊れた機械の買取金額を知りたい方へ
- 動かない機械でもOK
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