装置売却でコストを大幅削減する方法を解説
半導体工場の閉鎖・統合・レイアウト変更、あるいは研究室・ベンチャー企業の設備入れ替え。
これらのシーンでは必ず 「半導体製造ラインの移設・撤去」 が発生します。
しかし実際には——
- 半導体装置の撤去費用が予想以上に高い
- ユーティリティやクリーンルームの処理が難しい
- どの装置にリセール(中古価値)があるか分からない
- そもそも撤去の流れが分からない
- 装置の売却と廃棄の違いが分からない
という課題が必ず出てきます。
本記事では、半導体装置の売却経験が浅い企業や研究室・ベンチャーの担当者向けに、半導体製造ラインの移設・撤去に必要な工程、費用相場、注意点をわかりやすく説明し、さらに コストを大幅に削減できる“装置売却”という選択肢について詳しく解説します。
弊社のような専門の買取業者を活用することで、撤去コストを数百万円〜数千万円単位で削減できるケースが多々あります。
なぜ半導体製造ラインの移設・撤去は高額になるのか?
半導体工場は、一般的な製造業の工場と大きく異なります。
● 1. 設備やインフラが高度で複雑
- 超純水(UPW)設備
- ケミカル供給ライン
- 排ガススクラバー
- 薬液排水処理設備
- CDA(クリーンドライエア)
- 高性能チラー・冷却塔
これらは専門の技術者でないと扱えず、撤去には分解・封止・薬液処理・廃液処理が必須となります。
● 2. 製造装置のサイズと重量が大きい
大型装置では5〜20トンになるため、
搬出・分解・移設には高度な工事と重量屋チームが必要です。
● 3. クリーンルームの解体が高額
クリーンルームは「二重床」+「ダクト」+「HEPAフィルター」+「天井空調」といった多層構造でできています。
フィルターの廃棄や薬品汚染の除去、構造物の解体には専門工事が必要で、ここだけで数百万円〜数千万円。
● 4. 有害物質のリスク
半導体ではフッ酸、有機溶剤、ヒ素等の薬品が使われるため、ユーティリティ解体や排水設備撤去に専門処理が必要になり、費用が跳ね上がりがちです。
半導体製造ライン撤去の工程(初めての方向けに整理)
半導体工場の撤去工事は、次のような流れで行われます。
【1】事前調査(スクリーニング)
- 設備図面・ユーティリティ図面の確認
- ケミカル使用状況の調査
- 汚染リスクの確認
- 装置の稼働状況、付属品、年式の確認
→ この段階で、どの装置が売却可能か診断できます。
【2】装置の停止・パージ作業
- ガス・薬液の遮断
- 残留薬品の処理
- 装置内部の洗浄
※この工程にコストがかかるため、売れる装置があると大幅に費用削減できるポイントです。
【3】製造装置の分解・搬出
- ドアや天井を外す必要がある装置も多数
- 分解してパレット積み
- 海外輸出用に木枠梱包することも
撤去費用の目安:
- 小型装置:10〜50万円
- 中型:50〜200万円
- 大型:200〜800万円
- ステッパー・CVD:500〜1500万円以上
【4】ユーティリティ設備の撤去
- スクラバー
- 超純水装置
- 排水処理設備
- 大型チラー・冷却塔
中古で売れることも多いため、装置とまとめて売却すれば解体費が一気に下がります。
【5】クリーンルーム解体
- 二重床・グレーチング撤去
- HEPAフィルター回収
- ダクト解体
規模により500万円〜3億円と大きな差が出ます。
【6】建屋の解体
ここでようやく一般的な建物解体と同じ工程になります。
半導体製造ラインの撤去費用はどのくらい?
装置撤去からクリーンルーム解体まで含んだ平均的な費用帯は以下の通りです。
- 小規模(研究室規模):500万〜3,000万円
- 中規模工場:2億〜10億円
- 大規模FAB:10億〜100億円以上
初めて撤去工事を担当する方にとって、この金額は予想外に大きいのではないでしょうか?
実際、多くの企業・研究室が驚かれるポイントです。

撤去コストは“装置売却”で大幅にカットできる
ここが最重要ポイントです。
半導体装置には、中古市場で非常に高い価値が付くものが多数あります。
例えば:
- ステッパー:5,000万〜数億円
- CVD / PVD (成膜装置):300万〜3,000万円
- ダイシングソー・ダイサー:200万〜800万円
- ワイヤーボンダー:50万〜300万円
- 半導体テスター:数百万〜数千万円
装置を売却すれば、そのまま解体費用に充当できます。
つまり、
装置売却 → 解体費を相殺 → 実質負担が大幅に減ります。
研究室やベンチャー企業の場合、撤去費が予算に収まらないケースが非常に多いため、この方法はほぼ必須といえます。
弊社が選ばれる理由
撤去・解体の現場では、“どの機械に中古価値があるか”を正確に判断できる業者が極めて少ないのが実情です。
弊社のような専門買取業者が介入することで、
● 高額売却できる装置を見逃さない
→ 解体費を最大限カット。
● 装置の型式・仕様・付属品をその場で正確に査定
→ 解体前に正しい価格がわかる。
● 売れる装置と廃棄すべき装置の線引きを明確化
→ 不要な廃棄費用を減らす。
● 海外需要も踏まえて相場を提示
→ 国内で値がつかなくても、アジア市場で高く売れるケース多数。
● 重量屋や工事会社との連携でワンストップ対応
→ 担当者の負担が大幅に減る。
こんな装置は高く売れる可能性があります
撤去予定の装置が以下に該当する場合、売却できる可能性が高いです。
- 2000年以降の製造装置
- 電源OK/起動確認できる
- 操作盤・付属品が残っている
- ケミカル汚染が少ない
- CVD / PVD / エッチャー / ステッパー
- ダイサー / ワイヤーボンダー
- 半導体テスター
※写真1〜2枚、銘板情報があればすぐ査定できます。
半導体装置の撤去で失敗しないためのポイント
● ① 装置を“廃棄”と決める前に必ず査定を依頼する
→ 思わぬ高額になるケースが多い。
● ② 製造装置だけでなく、周辺設備も査定対象にする
- スクラバー
- 排水処理設備
- チラー
- N2タンク
これらも高く売れる場合があります。
● ③ 解体会社任せにすると価値のある機器が処分されてしまう
→ 実際に非常に多いトラブル。
まとめ
半導体製造ラインの移設・撤去は、一般的な工場設備とは比較にならないほどコストがかかります。
しかし、以下の手順を踏めばコストは大幅に下げられます。
- 撤去前に必ず装置の査定を行う
- 売却可能な装置を最大限キャッシュ化する
- 売却益で撤去費を相殺する
弊社のような専門買取サービスを利用すれば、担当者の負担を軽減しながら、撤去費を大きく圧縮することができます。
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