「そんなに安くなるの!?」と驚かないために
中古機械の売却において、「思ったよりも査定額が安かった……」と後悔するケースは少なくありません。この**「想定外の減額」**の原因は、実は査定時にすでに“見えていたはずのポイント”がほとんどなのです。
少しの準備と事前の確認を行うだけで、数万円、場合によっては数十万円もの査定額の差が生まれることも珍しくありません。
この記事では、あなたの工場に眠る中古機械を1円でも高く売るために、売却を決めたらまず事前に確認しておきたい5つのチェック項目を具体的なポイントと共に解説します。これらの項目をクリアにしておくことで、査定士からの評価が上がり、納得のいく価格での売却に繋がるでしょう。
チェック① 【電源が入るか】通電確認は基本中の基本、起動はマスト!
長期間稼働していなかった機械でも、まずは電源が入るかどうかの通電確認は必須です。これができていないと、査定士は動作保証ができないため、大幅な減額につながる可能性が高まります。
- 長期間放置していた機械は、まず電源が入るかを確認しましょう。
- **起動してもエラーが出る場合は、そのエラーコードや内容を記録しておいてください。**電源が入るだけでも評価は上がりますが、エラーの内容を把握していれば、買取業者も修理の見積もりを立てやすく、その分査定額に反映されやすくなります。
- ▶ 機械は「通電可能」であるか、さらに「動作確認済み」であるかどうかで評価が大きく変わります。
チェック② 【異音・動作不良はないか】見落とされがちな“音と動きの異常”をチェック
見た目では分かりにくいですが、機械の内部状態を示す重要な指標が**「異音」や「動作不良」**です。簡易的でも良いので、実際に試運転をして、これらの異常がないかを確認しておきましょう。
- 主軸や送り軸から異音がしないか、スムーズに動くかを確認してください。 「ギシギシ」「ガラガラ」といった聞き慣れない音は、ベアリングやギアの摩耗を示唆している場合があります。
- 油圧・空圧装置が問題なく作動するか、エア漏れや油漏れがないか確認しましょう。
- ▶ 簡易的でもよいので、実際に試運転チェックをしておくことで、機械の状態を正直に伝えられ、信頼度が上がります。
- ※「異音があっても動く」は、将来的な故障リスクとして買取価格にはマイナス要因になることが多いので注意が必要です。
チェック③ 【メモリー・パラメータの消失がないか】長期放置後のNC機は特に要注意!
NC旋盤やマシニングセンタなど、制御装置を搭載した機械の場合、長期間の放置によるメモリーやパラメータの消失は、致命的な減額要因となります。
- 電源を半年以上入れていないNC機は、制御装置の記憶が飛んでいる可能性があります。
- **特にFANUCなどのNC装置では、バッテリー切れによって初期化されていることもあります。**これにより、機械の再起動に専門的な知識と時間、コストがかかるため、査定額に大きく影響します。
- ▶ 必ず通電テストを行い、画面にエラーが出ていないか、設定が初期化されていないかを確認してください。異常がある場合は、可能な範囲で早めに修復を試みるか、その旨を正確に伝える準備をしておきましょう。
チェック④ 【部品取りや欠品がないか】“一部欠品”が査定額を大幅に引き下げる
「まさか、これだけで?」と思うかもしれませんが、一部の部品が欠けているだけでも、査定額が大幅に減額されることがあります。特に、その機械固有の付属品や、他の機械に流用しがちな消耗品には注意が必要です。
- チャック、タンク、カバー、センサーなどの付属品が揃っているか確認してください。
- 別の機械に流用してしまった工具、配線類、特殊治具などが元の位置に戻されているかを確認しましょう。
- ▶ 機械は「元々の状態に近いほど」、そして「すぐに再稼働できる状態であるほど」買取価格は高くなります。
- ▶ 取扱説明書や電気図面、メンテナンス記録などの書類も、機械の状態を証明する重要な証拠となりますので、揃えておくと好印象です。
チェック⑤ 【外観・清掃状態】「見た目」は査定に想像以上に影響する!
「プロの業者は性能で見るから、見た目は関係ないだろう」と思われがちですが、これは大きな間違いです。機械の外観や清掃状態は、査定士の第一印象を左右し、間接的に査定額に影響を与えることがあります。
- オイル漏れの跡や、長年の粉塵の堆積、切削油の汚れなどで汚れていませんか?
- ペンキの剥がれや錆、操作盤まわりに貼りっぱなしの古いメモや養生テープが残っていませんか?
- ▶ 査定士も人間です。きれいに手入れされた機械は、「丁寧に使われていた」「メンテナンスが行き届いている」という好印象を与え、最終的な査定にプラスに働く可能性があります。
- ▶ 高圧洗浄機での清掃や、拭き掃除だけでも、減額防止に繋がり、査定額アップの可能性が高まります。
おまけチェック:型番・年式の確認もお忘れなく
電話やメールでの事前査定依頼時に、型番(モデル名)や製造年式の情報が誤っていると、実機確認時に「話が違う」となり、大幅な減額となることがあります。
- **▶ 機械本体に貼付されている「型式銘板(ネームプレート)」を写真で残しておくのが最も確実です。**ここに記載されている正確な情報を伝えましょう。
まとめ:「売る前の5分」で数万円の差が出る
中古機械の査定は、結局のところ**「機械の現状の状態」**が全てです。
- 電源が入るか
- 異音や動作不良がないか
- メモリー異常やパラメータの消失がないか
- 付属品や部品の欠品がないか
- 外観が整っているか
これら5つの項目を、査定を依頼する前にたった5分でも良いので、事前に確認・改善しておくだけで、想定外の減額を大きく防ぎ、あなたの機械が持つ本来の価値を最大限に引き出すことができます。
どんな機械でも「ちょっと整える」だけで、査定士からの評価は確実に上がるものです。
▶ 査定を依頼する前に、ぜひこの記事を再チェックしてみてください。 ▶ 無料査定・ご相談はこちらからどうぞ!




