
「工場閉鎖で使わなくなった」「研究テーマ終了で不要になった」「解体現場から出てきた半導体テスター、これって売れる?」
そんな疑問を持つ方は多いですが、結論を言うと 半導体テスターは中古市場で最も価値がある装置のひとつ です。
この記事では、初心者でも迷わず売却できるように、
テスターの種類・需要・搬出・トラブル回避・高額査定のポイント をわかりやすく解説します。
1. 半導体テスターとは?
半導体テスター(Semiconductor Test System)は、製造された半導体チップの
- 電気的特性
- 動作チェック
- 信頼性評価
などを測定する装置です。
主な分類は以下の通り:
● ロジックテスター
高速動作を確認する。
アドバンテスト T2000 / T5500シリーズ、Teradyne J750 など。
● メモリテスター
DRAM・NANDなどの評価。
アドバンテスト T5503、T5581、T5830など。
● ミックスドシグナルテスター
アナログとデジタルの混在評価。
車載・産業向けで需要が高い。
● ウェーハプローバー一体型テスター
ウェーハ段階の電気特性を評価。
初心者の方は「半導体の性能を測る重要装置」と理解すれば十分です。
2. 半導体テスターの中古市場と需要
半導体テスターは中古市場で 最も需要が安定し、高額になりやすい装置カテゴリ です。
● 国内需要の特徴
- 車載半導体の需要増加によりテスター増設が増えている
- 中小ファブが中古のテスターを積極的に導入
- 大学・研究機関の性能検証でも高需要
- 試作ラインを持つスタートアップが中古を求めている
特に アドバンテスト(日本メーカー) は国内でのシェアが高く、中古でも常に問い合わせがあります。
● 海外需要の特徴
アジア圏では新品より中古を求める企業が非常に多く、特に:
- 台湾・韓国・中国:量産品のテストライン増設
- シンガポール・マレーシア・ベトナム:EMS工場での導入
- インド・中東・東欧:新規半導体産業の立ち上げに中古を利用
半導体テスターは「古い装置でも修理して使える」ため、
20年前のモデルでも輸出需要がある のが最大の特徴です。
3. 半導体テスターの相場レンジ
※金額は表現せず傾向のみ説明します。
● 年式の傾向
- 5〜10年以内のモデル:高額で取引されやすい
- 10〜20年前のモデル:海外を中心に安定した需要
- 20年以上前でも、特定のシリーズ(J750 など)は根強い人気
● 仕様の違いによる相場の幅
- チャンネル数
- テスト速度
- 対応デバイス種類(ロジック/メモリ/アナログ等)
- オプションユニットの有無(PSU、DPS、HVユニットなど)
- ウェーハプローバー有無(TEL、Electroglas など)
半導体テスターは 仕様による価格差が非常に大きい ため、
型式さえ分かれば概算レンジは高精度で算出できます。
4. 高額査定になるポイント
半導体テスターは以下の要件が揃うと査定が大きく上がります。
● ① 人気メーカー・人気シリーズ
特に高評価なのは:
- アドバンテスト:T2000、T5500、T5503、T5581、T5830
- テラダイン (Teradyne):J750、UltraFlex
ニーズが世界的に高く、高額になりやすい代表格です。
● ② オプションユニットが揃っている
テスターは「本体+テストヘッド+ユニット」で構成されるため、
付属ユニットで価格が大きく変動します。
例)
- DPS(電源ユニット)
- RF測定ユニット
- 高電圧(HV)ユニット
- クーリングユニット
- DUTボード(テストボード)
● ③ メーカー保守履歴が残っている
保守記録は中古取引において非常に重要な要素です。
● ④ 良好な動作環境(クリーンルーム保管)
ほこりや湿気に弱い装置のため、環境情報は評価につながります。
● ⑤ アップデート状態が良い
ファームウェア更新や改造履歴の有無も査定ポイントになります。

5. 売却前チェックリスト
査定前に以下の情報と写真があるとスムーズです。
● 必須の写真
- 銘板(型式・製造年)
- 装置全体(前・後・左右)
- テストヘッド部分
- DUTボード、オプションユニット
● 必須の情報
- 動作状況(通電可/正常動作/部分故障など)
- 付属ケーブルの有無
- プローバー(別体)の有無
- 搬出経路(扉幅・天井高・階段)
初心者の方でも、スマホで撮影するだけで十分です。
6. 周辺機器・付属品の価値
半導体テスターは 付属品だけで価値が数十万円〜数百万円相当に達することがある 特殊な装置です。
● 高価になりやすい付属品
- DUTボード(テストボード)
- RFユニット
- DPSユニット
- コンプレッサー
- チラー
- プローバー(TEL / Electroglas)
- ケーブルセット
特に テストボード は高額需要があり、
本体以上の価値がつくこともあるほどです。
7. 買取時の注意点
半導体テスターの売却には以下の注意が必要です。
● ① 配線の誤切断は絶対禁物
誤ってケーブルを切ると「動作不能」になる可能性があります。
→ 撤去前に必ず相談することが重要。
● ② 付属品が散逸しやすい
テストボード・ユニット類は棚や倉庫に分散していることが多いです。
→ 倉庫・机・棚を一通り確認 するだけで査定額が大幅にアップします。
● ③ プローバーの取り扱いに注意
ウェーハプローバーは精密で重量もあるため、専門業者でないと損傷リスクが高いです。
● ④ 搬出費が高額になりやすい
クリーンルーム規則+大型装置のため、費用が読みにくい場合があります。
→ 査定時に合わせて概算搬出費用も確認すると安心です。
8. よくあるトラブル事例と回避策
● 事例1:テストボードが全部捨てられていた
→ ボードの価値は非常に高い。
回避策:ボード類は絶対に廃棄しない。
● 事例2:解体業者が配線を切断
→ テスターは配線1本が破損すると動かないケースも。
回避策:撤去指示前に「切断禁止」を徹底する。
● 事例3:搬出経路が狭く追加費用が発生
→ 大型テスターは通路寸法が重要。
回避策:扉幅・天井高をあらかじめ測る。
● 事例4:重量に床耐荷重が耐えられない
→ 上階の研究室で起きがちな問題。
回避策:床耐荷重を確認するか、分解搬出を検討。
9. 搬出・撤去の注意点
半導体テスターは搬出難易度が高い装置です。
● クリーンルームでの注意
- 防塵服着用
- 専用搬出ルート
- 養生範囲の指定
- 振動を与えない作業手順
一般の解体業者では対応できない場合があります。
● 重量とサイズ
テスターは見た目以上に重量があり、
ユニットを含めると1t〜3tクラスになる ことも珍しくありません。
→ 事前の現場確認が重要です。
10. 故障・古い装置でも売れる?
Q. 電源が入らないテスターでも売れますか?
A. ユニット目的で海外需要があります。
Q. 20年前のモデルでも売れますか?
A. J750 などは今でも中古需要が強いです。
Q. 研究室仕様の小型テスターは売れますか?
A. 稼働時間が短いものが多く、むしろ人気です。
Q. 付属品が足りなくても査定できますか?
A. 銘板写真と本体写真があれば概算可能です。
11. 売却の流れ(初心者向き)
- 写真送付・お問い合わせ(スマホでOK)
- 概算査定(相場レンジをご案内)
- 現地確認(必要な場合)
- 契約・売却価格確定
- 搬出・撤去作業
- 入金(当日〜数日)
装置の専門知識がなくても、写真があればスムーズに進みます。
まずはご相談を
- 型式がわからない
- 電源が入らない
- 付属品が散らばっている
- クリーンルームで搬出が難しい
- 解体現場で急ぎたい
そんなケースでも問題ありません。
半導体テスターは中古市場で非常に価値が高い装置のため、
古くても・壊れていても・欠品があっても需要があります。
まずは 銘板写真・全体写真 を送っていただければ、
相場レンジと最適な売却方法をご提案いたします。