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*熱交換器(チタン・ハステロイ・プレート式)買取処分ガイド

廃棄寸前の設備が数百万円の利益を生む理由

工場閉鎖や設備更新の現場で最も誤廃棄されやすい高額設備──それが「熱交換器」です。

とくに チタン・ハステロイ・SUS316・プレート式(PHE) は中古市場で強い需要があり、状態によっては 数十万円〜数百万円 の買取が期待できるにもかかわらず、現場では安易にスクラップとして扱われ、莫大な機会損失が発生しています。

本ガイドでは、化学、石油、製薬などプラントの経営者が必ず知っておくべき以下の内容を整理します。

  • 高額で売れる熱交換器の特徴
  • 価値が出るもの/出ないものの明確な違い
  • メーカー別の評価
  • 撤去・搬出時に価値を守るための注意点
  • 誤廃棄による機会損失額の具体例
  • 知っておくべき法規制(産廃法・PCB確認義務)
  • なぜ撤去前に専門業者へ相談すべきなのか

廃棄処分を一度進めてしまうと価値は取り戻せません。判断前の情報収集が利益を守る鍵になります。


熱交換器の種類と中古市場での評価

熱交換器には様々な形式があり、その材質と構造によってリユース価値が大きく変わります。

● 1. プレート式熱交換器(PHE)

最も中古需要が強いカテゴリー。食品、化学、医薬、空調など広範囲で使われています。

価値が出やすいポイント

  • プレート材質がチタン、ハステロイ、SUS316
  • プレート枚数が多い大型(150〜300枚)
  • 有名メーカー(アルファラバル、日阪製作所)
  • ガスケット交換で再利用可能

価値が下がるケース

  • プレート腐食、ピンホール
  • ガスケット欠品
  • 無名メーカーで部品供給がない

● 2. シェル&チューブ式熱交換器

化学、石油、製薬などプラント系に多いタイプ。

価値が出る条件

  • チタン・ハステロイ・SUS316
  • 耐食・耐圧仕様

価値が低いもの

  • カーボンスチール製
  • 内部腐食・漏れ

● 3. チタン・ハステロイ熱交換器(最強クラス)

素材そのものが高額で、故障品でも価値があります。海外需要が非常に強い領域です。


高額販売につながるメーカー

中古市場で評価の高いメーカーは以下のとおりです。

  • Alfa Laval(アルファラバル)
  • HISAKA(日阪製作所)
  • TASMEC(タスマック)
  • 神戸製鋼
  • IHI

これらは部品供給があり、海外でも知名度が高いため、リユース価値が落ちにくいのが特徴です。


価値が出るもの/出ないものの違い

熱交換器の価値を左右するのは 材質・構造・状態 の3つです。

● 価値が出る条件

  • チタン・ハステロイ・SUS316
  • 大型プレート数(150~300枚)
  • 年式10年以内
  • 有名メーカー

● 価値が落ちる条件

  • 鉄製(カーボンスチール)
  • 内部腐食・漏れ
  • 無名メーカー
  • プレート固着で分解不能

しかし、チタン・ハステロイの場合は壊れていても素材価格だけで価値が残るという特殊性があります。


誤廃棄の機会損失|具体的な金額試算

経営判断に必要なのは「どれくらい損するのか」という具体的な数字です。ここでは、実際の違いを明確にします。

▼ 例:SUS316製の大型PHE(プレート枚数200枚、製造5年以内)

● スクラップとして廃棄した場合

  • ステンレススクラップ価値:1kgあたり約50〜80円
  • 重量約500kg → 約25,000〜40,000円

● リユース品として売却した場合

  • 中古市場価格:150〜400万円(状態・メーカーにより大きく変動)

▶ 差額:約150万〜400万円の機会損失

つまり、廃棄判断を少し誤るだけで、経営として100万円単位の損失が発生するということです。これは決して誇張ではなく、現場で日常的に発生している現実です。


撤去・搬出時の注意点

熱交換器は一見頑丈に見えて、実は “価値のある部分が非常に繊細” な設備です。

● よくある価値喪失の例

  • プレート束をフォークリフトで突いて変形させる
  • クレーン吊りの角度が悪くフレームを歪ませる
  • 配管切断位置を誤り、再利用が困難になる
  • 無理なバラシ作業でガスケット切れ

価値が高い設備ほど、撤去方法に専門知識が不可欠です。


知っておくべき法規制(廃棄物処理法・PCB)

熱交換器は適切に扱わなければ、「産業廃棄物」として排出事業者責任が発生します。

● 1. 産廃法との境界

熱交換器をスクラップ扱いで廃棄すると、処分費用・運搬費用の負担はすべて排出事業者(=貴社)が負います。

しかし、リユース品として買取される場合は“有価物”扱いとなり、

  • 産廃処分義務から解放
  • むしろ利益が発生

という、まったく逆の結果になります。

● 2. PCB(ポリ塩化ビフェニル)の確認義務

熱交換器が使用している冷媒・熱媒体の中に、PCBが含まれていないかを確認する必要があります。PCBは厳しい法規制があり、誤った廃棄は重大な法的リスクになります。

● 3. 専門業者へ相談すべき理由

  • 材質判定(チタン・ハステロイ・SUS316)
  • PCBリスクの有無の確認
  • 撤去手順の最適化
  • 有価物か産廃かの判断

これらは経営者が独自に判断するのは困難であり、誤れば 法的リスク+大きな損失 が発生します。

撤去に入る前に相談することが、最大のリスク回避であり最大利益につながります。


売却前に確認すべき5項目

査定をスムーズにするために以下の情報を確認しておくとよいでしょう。

  1. 銘板情報(メーカー・型式・材質・製造年)
  2. プレート枚数(PHEの場合)
  3. 設置環境(屋外/屋内)
  4. 付属品(ガスケット・フレーム等)
  5. 搬出経路の状況

まとめ|廃棄前に必ずご相談を

熱交換器は、工場設備の中でも「誤廃棄による損失額が非常に大きい設備」です。スクラップにすれば数万円、しかしリユースであれば数百万の価値があることは珍しくありません。

撤去作業に入ってしまうと価値が消滅するため、判断の前に専門業者へ連絡することが最も重要です。

当社では、

  • 材質判定(チタン・ハステロイ)
  • PCB確認サポート
  • 搬出計画策定
  • 中古市場での販売

までワンストップで対応しています。

廃棄する前に、まずはご相談ください。高額でのリユースができる可能性が十分あります。