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解体屋向け – 工場に眠る高額リユース設備一覧ガイド

廃棄寸前の設備が数百万〜数千万円で売れることがあります

工場閉鎖や老朽化した設備の更新を検討する際、多くの経営者が「どうせ価値はつかない」「スクラップにするしかない」と判断しがちです。

しかし実際には、特殊材質や高精度を要する産業機器の多くが中古でも高額で取引されており、廃棄ではなくリユースすることで大きな収益につながるケースが増えています。

本記事では、特に価値が落ちにくく、海外需要も強い“高額リユース設備”を体系的に解説します。

廃棄処分を先に進めてしまうと価値がゼロになることも多いため、判断の前に一度確認していただければ、経営にとって大きなプラスとなります。


1. 高額で売れる設備に共通する特徴

高額リユースが可能な設備にはいくつかの共通点があります。

● 特殊材質(チタン・ハステロイ・SUS316)で製造されている
金属価値そのものが高く、スクラップでも相応の価格になるため、故障していても買取対象になることがあります。

● 新品価格が高額(1000万円〜数億円クラス)
予算や納期の問題で中古を探す企業が多く、海外需要も常に高い領域です。

● 供給が少なく、中古市場が慢性的に不足している
反応釜、熱交換器、真空乳化装置、チラーなどは需要に対し出物が少ないため、高値がつきやすい傾向があります。

● スクラップ価値+中古価値の両方がある
タンクや熱交換器など、大型ステンレス設備は金属としての価値が高く、損をしにくい商材です。

● 専門撤去が必要で競争が少ない
重量・据付場所・配管の複雑さから一般業者が手を出しにくく、適切な知識を持つ業者に依頼するほど価値が守られます。


2. カテゴリー別|廃棄してはいけない高額設備の代表例

以下では、代表的な高額設備をカテゴリーごとに紹介し、価値の判断基準や撤去時の注意点をまとめます。後日、個別記事として深掘りできる構成になっています。

熱交換器(チタン・ハステロイ・プレート式)

価値があるもの:チタン製、ハステロイ製、SUS316、高圧仕様、大型モデル
価値が落ちるもの:鉄製(カーボンスチール)、腐食・漏れが大きいもの
撤去の注意点:配管の切断位置が重要。熱交換プレートを損傷すると価値が落ちます。

反応釜・ステンレスジャケット釜

価値があるもの:真空釜、撹拌機付き、加圧仕様、1000L以上の大型
価値が落ちるもの:鉄製、内面腐食、撹拌モーター欠品
撤去の注意点:重量が重く、2階・屋上にある場合は搬出難度が急上昇します。

大型チラー・冷水機

価値があるもの:大型(30HP以上)、年式10年以内、スクリュー式
価値が落ちるもの:ガス欠・コンプレッサー故障
撤去の注意点:重量と冷媒処理、搬出経路の確保が重要です。

● バックフィルター/集塵設備

価値があるもの:パルスジェット式、化学・半導体工場仕様
注意点:粉じん・石綿の扱い経験が必要。誤った解体は買取不可になります。

誘導加熱(IH加熱装置)

価値があるもの:鍛造用、焼きばめ用の大型電源ユニット
強み:構造が単純で中古需要が強い。海外輸出向けの代表商材です。

● 高精度計測機(CMM・光学測定機)

価値があるもの:ミツトヨ、ZEISS、KEYENCE、FARO。年式5〜10年以内。校正履歴あり。
価値が落ちるもの:大型で搬出不可、故障品、校正不能
撤去の注意点:振動・衝撃に極めて弱く、専門搬出が必須。

窒素ガス発生装置(N2ジェネレーター)

価値があるもの:PSA式、高純度、高流量モデル
ポイント:新品が高額で、中古市場は常に不足。意外な高額商材です。

● ステンレスタンク(1000〜10000L)

価値があるもの:SUS316、撹拌付き、ジャケット付き、大型
価値が落ちるもの:鉄製タンク、腐食
撤去の注意点:大型はクレーンが必要。屋上タンクは別途解体工程が必要です。

● 大型ブロワー/送風機

価値があるもの:大風量モデル、耐薬品仕様
海外需要:中東・インドの工場増設で需要が増加。

● 精密洗浄装置

半導体・医薬向けは高額。電解洗浄やクリーン仕様は特に価値が高い。

● 真空乳化装置

価値があるもの:真空+加熱+撹拌のフルセット。大型鍋タイプ。
化粧品工場の閉鎖で出ると“当たり案件”になりやすい商材です。

VOC処理装置

新品が極端に高いため、中古でも高額になりやすい。焼却式は撤去が難しいため専門対応が必要。

● 液体窒素設備

医薬・半導体の需要が強い。超低温冷凍庫や急冷装置は中古市場が慢性的に不足。

● クリーンルーム(陽圧)

モジュール式はリユース可能。天井配線やHEPAフィルターの状態で価値が変動します。

大型冷水塔

FRP製の大型は高額。屋上撤去は難易度が高く、解体業者が安易に破壊すると価値が消えます。

産業用乾燥炉

熱風循環・遠赤外線・トンネル炉など。温度制御が精密なもの、大型炉は特に価値が高いです。


3. 売却前に必ず確認すべきポイント

経営者が事前に押さえておくべき項目です。

  1. 銘板の情報(メーカー・型式・製造年・材質)
  2. 付属品の有無(制御盤・撹拌機・フィルタ類)
  3. 稼働履歴・メンテナンス記録
  4. 搬出経路(天井高・シャッター幅)
  5. 現場リスク(重量物・高所・薬品残留)

これらの情報は、査定額や撤去費用に直接影響します。


4. 廃棄の前にご相談ください

今回紹介した設備は、廃棄すれば費用が発生しますが、適切に査定すれば 数十万〜数千万円の価値 がつく場合が珍しくありません。特に工場閉鎖や設備更新では、解体業者が“スクラップ扱い”として切断してしまい、価値が完全に失われるケースが多く見られます。

当社では、査定 → 現地調査 → 撤去 → 買取 → 海外販売 まで一貫して対応しています。大掛かりな設備でも、まずは現場を拝見し、最も負担の少ない形でご提案いたします。

廃棄する前に、一度ご相談ください。高額リユースできる可能性があります。

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