半導体製造装置の買取を依頼するには型番が必要?
「半導体製造装置を整理したいが、正確な型番が分からない」
「設備台帳が古く、シリーズ名まで辿れない」
東京エレクトロンの装置を使っている企業の設備担当者・管理部門の方から、非常によく聞く悩みです。
結論から言うと、型番が分からない状態でも、売却や相談は問題なく進められます。
この記事では、リユースに詳しくない方でも実践できるように、
「どこを見れば装置を特定できるのか」
「分からないままでも判断を進める方法」
を、実務目線で整理します。
まず安心してほしいこと:型番不明は“普通”の状態
設備担当者の方が「型番が分からない」と感じるとき、
「こんな状態で相談していいのだろうか」と不安になることがあります。
しかし、実務の現場では次のような状況は珍しくありません。
- 設備台帳が更新されていない
- 導入から年数が経ち、担当者が何度も変わっている
- シリーズ名と型式名が混在して記録されている
- 装置が改造・増設され、元の仕様が分かりにくい
こうした状況は減点要素ではありません。
重要なのは、「今ある情報を、どう整理するか」です。
ステップ1:まず確認する3つの場所
型番特定の第一歩は、「探す場所」を間違えないことです。
以下の3か所を確認するだけで、特定できるケースは少なくありません。
① 装置本体の銘板(ネームプレート)
最も基本的なのが、装置本体に取り付けられている銘板です。
- メーカー名
- 型式(Model / Type)
- 製造番号(Serial No.)
- 製造年(Year)
すべてが読めなくても問題ありません。
写真を1枚撮っておくだけで、後の判断が大きく進みます。
② 操作画面・制御盤の表示
装置によっては、操作画面や制御盤の表示に、
シリーズ名や型式のヒントが表示されていることがあります。
起動できない場合でも、
画面枠・ロゴ・メニュー名などが参考になることもあります。
③ 周辺ユニット・モジュールのラベル
装置全体の型番が分からなくても、
チャンバー、ロードポート、制御ラックなど、
個別ユニットのラベルからシリーズを推定できることがあります。
「全部は無理でも、一部が分かれば前に進める」
この感覚が大切です。
ステップ2:設備台帳から拾う
設備台帳が古い場合でも、完全に役に立たないわけではありません。
次のような情報があれば、十分な判断材料になります。
- 装置名の略称や通称
- 導入年度
- 設置ライン・工程名
- 更新・改造の履歴
型番が正確でなくても、工程と世代感が分かれば、
中古市場での位置づけはかなり見えてきます。
「これは違うかもしれない」と思う情報でも、
消さずに残しておく方が、後で役立つことが多いです。
ステップ3:「分からない」をそのまま伝える
相談時にやってしまいがちな失敗が、
分からない部分を、推測で埋めてしまうことです。
例えば、
- 「たぶん○○シリーズだと思う」
- 「似た装置を見たことがある」
こうした推測は、かえって判断を難しくします。
それよりも、
- 分かっていること
- 分からないこと
を分けて伝える方が、結果的に早く正確な判断につながります。
「型番は不明だが、工程は○○。導入は200X年頃」
この情報だけでも、相談は十分成立します。
写真撮影のポイント
型番が分からない場合、写真は非常に強い判断材料になります。
すべてを撮影する必要はありません。
最低限、次のポイントがあると話が進みやすくなります。
- 装置全体が分かる写真(1〜2枚)
- 銘板・ラベルのアップ
- 制御盤・操作画面
- 周辺ユニット(ロードポート等)
- 設置環境(クリーン内/外、周囲の余裕)
スマートフォンで撮った写真で問題ありません。
画質よりも「情報量」が重要です。
「型番が分からない=売れない」ではない
型番が分からないことで、売却できなくなるわけではありません。
実際には、
- シリーズ名が分かれば十分なケース
- 工程・世代感だけで需要が判断できるケース
- 現物確認で特定できるケース
が多くあります。
逆に、型番だけ分かっていても、
稼働状況や搬出条件が不明だと、判断が進まないこともあります。
つまり、型番は判断材料の一部でしかないということです。
「型番不明」で二束三文になりやすいケース
型番不明そのものが問題なのではなく、
次のような状況が重なると、評価が下がりやすくなります。
- 情報がほとんどなく、現物確認もできない
- 写真がなく、状態が想像できない
- 撤去や保管が先に進んでしまっている
- 欠品や改造の情報が整理されていない
これらはすべて、事前に防げるポイントです。
型番が分からないときほど「順番」が重要
おすすめの順番は次の通りです。
- 現状の情報をそのまま整理する
- 写真を撮る
- 撤去・移設を進める前に相談する
この順番を守るだけで、
「分からないから安くなる」状況は、かなり防げます。
東京エレクトロンの装置買取は弊社にご相談下さい
もし御社の装置が次のような状態でも、問題ありません。
- 型番・シリーズが一部不明
- 設備台帳が古い
- 写真はこれから用意する予定
- 撤去を急ぐ前に、一度確認したい
分かる範囲で工程名/導入時期/稼働状況/設置場所だけでも共有下さい。「どこまで調べるべきか」「売却対象になりそうか」を整理できます。
もし半導体製造装置買取について、何かご不明な点がある場合は、気軽にお問合せ下さい。



