買取業者に売るときの進め方
「ラインごとに装置が余っている」
「1台だけでなく、複数台をまとめて整理したい」
東京エレクトロンの装置を使っている企業では、こうした状況は珍しくありません。
半導体製造装置を複数台を処分する場合、1台ずつ個別に考えると損をしやすいのが実情です。
売却額だけでなく、撤去費用・工期・社内調整まで含めて考えると、
「順番」と「まとめ方」で結果が大きく変わります。
この記事では、リユースに詳しくない方でも実践できるように、
複数台を持っている場合の基本的な考え方と、
損しにくい整理の順番を、実務目線で解説します。
複数台ある場合は「個別最適」より「全体最適」
複数台の装置を整理する際、よくあるのが次の進め方です。
- とりあえず1台ずつ見積を取る
- 売れそうなものだけ先に処分する
- 残った装置は後で考える
この進め方は一見合理的に見えますが、
結果的に「全体として損をする」ケースが少なくありません。
理由は、撤去・搬出・立会い・工期といった共通コストが、
装置ごとに分断されてしまうからです。
複数台ある場合は、最初から全体像を把握したうえで順番を決めることが重要です。
1台ずつ売却するときに起きやすい失敗
失敗① 高額になりそうな装置だけ先に売ってしまう
「値段が付きそうな装置から先に売る」
これは直感的には正しそうに見えます。
しかし、その装置を撤去するために、
周辺装置を一時移設したり、配管を大きく触ったりすると、
後で残る装置の撤去費用が跳ね上がることがあります。
失敗② 1台ごとに撤去工事を分けてしまう
撤去を装置ごとに分けると、
- 立会い回数が増える
- 養生・安全管理が毎回必要になる
- 工期が断続的に長引く
といった無駄が発生します。
結果として、「売却益 < 撤去コスト」になりやすくなります。
失敗③ 「売れない装置」を最後まで放置する
売れそうにない装置を後回しにすると、
最終的に撤去だけが残る形になりがちです。
最初から全体を見ていれば、
売れる装置と組み合わせて整理できた可能性があるケースも少なくありません。
複数台整理は3つの視点で
複数台を整理する際は、次の3つの視点で全体を見ます。
① 「売却価値」だけでなく「撤去難易度」を見る
中古価格が高そうな装置でも、
撤去が難しければ、全体としては不利になることがあります。
逆に、価格はそれほどでなくても、
撤去が簡単な装置は全体最適の中で重要な役割を果たすことがあります。
② 共通工事・共通動線を意識する
同じエリア、同じ動線、同じクレーンを使う装置は、
まとめて動かす方が効率的です。
装置単体ではなく、
「どの装置と一緒に動かせるか」を考えるのがポイントです。
③ 「残る装置」に影響を与えない順番を考える
一部の装置を撤去することで、
残す装置の稼働や保守に支障が出ては本末転倒です。
生産への影響、動線、配管の共有状況などを考慮し、
現場負担が少ない順番を優先します。
買取を依頼する前に必要なことは?
実務上、比較的うまくいきやすい順番を紹介します。
あくまで一般的な考え方ですが、判断の軸になります。
ステップ1:全装置をリストアップする
まずは、売る・売らないを決める前に、
対象になりそうな装置をすべて洗い出すことが重要です。
- 装置名(分かる範囲で)
- 工程
- 導入時期
- 稼働状況
- 設置場所
この段階では、精度は求めません。
「全体像を見える化する」ことが目的です。
ステップ2:撤去が簡単な装置・周辺機器を把握する
周辺機器や、比較的独立している装置は、
撤去の自由度が高いことが多く、整理の起点になります。
これらは、
- 撤去費用の試算がしやすい
- 全体工事の段取りを組みやすい
という点で、重要な存在です。
ステップ3:主力装置・大型装置の扱いを決める
ラインの中心にある装置や大型装置は、
全体計画が固まってから動かす方が安全です。
ここを最初に動かすと、
他の装置整理に影響が出ることがあります。
ステップ4:「売れないかもしれない装置」も含めて判断する
評価が付きにくい装置も、
他の装置と一緒に整理することで、
撤去コストや工期を抑えられる場合があります。
最初から切り捨てないことが、全体最適につながります。
複数台まとめて相談するメリット
複数台をまとめて相談すると、次のようなメリットがあります。
- 撤去・搬出の段取りを一体で検討できる
- 相殺できる/できないの判断が現実的になる
- 社内説明用の整理がしやすくなる
- 「この装置は売る/これは別判断」と切り分けやすい
1台ずつ相談するよりも、
「全体を見た判断」ができるのが最大の利点です。
複数台あった方が高く売れる?
「まとめた方が高く売れるのでは?」
という質問を受けることがあります。
実際には、
単純に合算価格が上がるわけではありません。
ただし、
- 撤去費用が下がる
- 工期が短縮できる
- リスクが整理される
ことで、
「結果として手元に残る金額が増える」ケースは多くあります。
複数台あるときは情報の整理を
東京エレクトロンの装置を複数台持っている場合、
1台ごとの判断を積み重ねるよりも、全体を見た計画が重要です。
順番を誤ると、
売却できたはずの価値が撤去費用に消えてしまうこともあります。
逆に、最初に全体像を整理するだけで、
無駄なコストや判断の迷いを減らすことができます。
東京エレクトロンの買取は弊社にご相談ください。
次のような状況であれば、複数台まとめての相談がおすすめです。
- ライン単位で装置を整理したい
- 何台あるか正確に把握できていない
- 売れる装置と売れない装置が混在していそう
- 撤去費用と売却のバランスを見たい
装置名や型番が一部不明でも問題ありません。
工程・導入時期・設置場所が分かる範囲であれば、全体の整理方針を一緒に考えることができます。
もし御社が東京エレクトロンの半導体製造装置の買取をご検討中なら弊社にご相談下さい。



