金型工場から届いた一通のメール
機械買取のアスメディアと申します。
先日、こんなメールをいただきました。
はじめまして。平塚市の金型部品製造業です。
昨年から主人が体調を崩しているため廃業を考えております。
仕事で使っている大型の機械が数台あるのですが、買い取っていただけるものなのでしょうか?どんな機械を買い取りできますか?
また古い機械はお値段がつかなくてもいいのですが、無料で引き取って頂くことはできますか?
弊社では、このようなメールを頻繁にいただきます。
その他にも、社長の高齢化、後継ぎの不在などから、廃業して機械を処分したいというご相談も多いです。
では、いただいたメールについて、一つずつ回答していきましょう。
どんな機械を買い取りできる?
弊社では主に、工作機械、板金機械を買取しております。
成形機や発電機、フォークリフトなども可能です。
工作機械では、
- マシニングセンタ
- NC旋盤
- 汎用旋盤
- フライス盤
- 研削盤
- ワイヤーカット
- 放電加工機
などをよく買取しております。
板金機械では、
- プレスブレーキ
- ベンディングマシン
- シャーリング
- タレットパンチプレス
- レーザー加工機
などのご依頼が多いです。
高く買取できるメーカーについて
同じような機械でも、メーカーによって買取価格に差が出る場合があります。
基本的には、たくさん流通しているメーカーの方が需要があります。
- 森精機
- マザック
- オークマ
- マキノ
- ワシノ
- 滝沢
- 岡本
- ソディック
- アマダ
などは高く買取できる可能性がございます。
流通量も多く、故障したときも部品が入手しやすいのと、単純に知名度が高く、ブランドの信頼が高いので中古でも売りやすいのです。
尚、中国製や欧米系メーカーの工作機械は中古の需要がなく、基本的にはお値段がつきません。
古い機械でも買取できる?
買取できるのは主に、1985年以降の機械になります。
目安としては平成以降の機械なら買取できる可能性が高まります。
それ以前の機械でも買取できますが、二束三文になってしまう場合があります。
また1970年代、1960年代の古い機械は1台のみの買取は難しくなります。
理由は、買取単価が安く、コストが利益を上回って赤字になってしまうからです。
ただし、3台、5台とまとまりますと買取できる場合もございます。
1960年代、1970年代の機械でも、買取できる場合がございますが、鉄スクラップとしての価格とあまり変わらなくなります。
搬出や運搬の費用はかかる?
費用は0円、無料です。
買取業者に依頼するときには、搬出や運搬などの作業費は一般的にはかかりません。
実際には費用はかかっているのですが、買取金額と相殺することで、費用を吸収しています。
例えば、機械の価格が30万円、車両費が10万円かかっているとしたら、20万円の買取価格を提示します。
逆に、機械の価値が低い(需要がない)場合は、業者は赤字になってしまうので、買取をお断りすることがあります。
尚、機械と一緒に排出されるプラスチック、紙などの産業廃棄物の処分を依頼されることがあります。産廃については、外注を利用しますので別途費用を頂くことが多いです。
買取価格はどのように決まる?
買取価格は、機械の価値によって決まりますが、それ以外に経費も大きく考慮されます。
機械は搬出や輸送の経費が非常にかかります。
具体的には、作業費、車両費、輸送費、ガソリン代、高速代などです。
海外に販売する場合は、海上運賃、保険料、コンテナ置料、関税、輸入諸料なども加わります。
通常はトランクやコンテナに数台ずつ詰め込むので、経費は按分されますが、機械の買取代金よりも経費のウェイトの方が高い場合も少なくありません。
買取業者が見つからない
機械の買取業者ですが、派手な宣伝広告をしていないところが多いので、どんな会社があるのか分かりにくいですよね?
ほとんどの業者は、機械商社、リース会社、金融機関、法律事務所からの紹介で商売を回しているため、表にはなかなか情報が出てきません。
インターネットなどで探し当てることもできますが、一見(イチゲン)さんお断り風な会社も多いです。
Google検索の上位に表示されていても、何年も更新されていないようなホームページは要注意です。問合せをしても返事さえ来ないケースもあります。
また問い合わせができても、新しい機械(10年以内)しか買わないとか、アマダの機械しか買わないとか、お問合せはFAXだけにしてくれとか、融通の利かない会社も多く、何でも相談できる会社は意外と見つからないものです。
熱心に仕事をする業者を見つける
もし機械買取の相談をしたいなら、積極的に広告を打っている会社が良いと思います。
お金をかけて営業をしていますから、新しいお客様を大事にするところが多いです。(問合せをして欲しいから広告を出しているのです)
特にインターネット広告を打ったり、チラシを大量に配布する会社は、仕事も熱心ですので相談しやすいと思います。
弊社アスメディアも、広告や新規集客に力を入れている会社です。機械の売却、処分に関するお悩みは気軽にご相談下さい。
アスメディアなら販路が広いから高く売れる
弊社アスメディアは、2つ大きな特徴があります。
まず一つは、販路の広さです。
機械の売買については、在庫を持たず需要のある先へ即時売却をおこなっております。在庫を持つといつ売れるか分からないため、買取価格も極限まで抑える必要が出てきます。そのためお客様にお支払いする金額も少なくなってしまいます。弊社は在庫を持たない代わりに、常日頃から機械を購入したい企業様と、機械の輸出をおこなっている商社様のデータベースを充実させております。そのため弊社に買取のご依頼をいただくと、かなりの速さで売却先の見込みが立ちます。またその際は複数に相見積もりをかけますので、他社様よりも高く買取できるようになっております。
具体的な販路を挙げると、新しい機械については日本国内のエンドユーザー様(製造業様)、古い機械については東南アジアの機械商社様が販売先となることが多いです。
M&Aや居抜きの相談もできる
毎日のように、機械の買取のご相談をいただきますが、本当に廃業してしまっていいのですか?その機械を処分してしまっていいのですか?と聞きたくなるケースがあります。
- 優良な取引先が多い
- 優秀な職人を揃えている、
- 新しく高性能な機械を揃えている
このような場合は、工場ごと、会社ごと売却できる(M&A)可能性があります。また会社は廃業したとしても、居抜きとして別の会社にまとめて買っていただくこともご提案できます。居抜きとは機械設備を残したまま第三者に売却することを意味します。
工場の解体・原状回復工事をおこなう場合、その費用は保証金から相殺されますので、資金が大幅に減少します。一方、居抜きであれば工事の必要がほぼなくなりますので、保証金もたくさん残ります。
