コンテンツへスキップ
ホーム » 中古機械買取ブログ » 機械買取 » トラブルとクレーム » 機械買取のトラブルとクレームを公開―成功と失敗事例【愛知・名古屋編】

機械買取のトラブルとクレームを公開―成功と失敗事例【愛知・名古屋編】

机上査定から200万円の減額…そして修理代を立て替えて600万円で買取したエピソード

こんにちは。機械買取プロの河野です。

今回は愛知県で機械の下見があり、その帰りに小牧城へ立ち寄りました。

せっかく愛知県まで来ていますので、今回はこれまで愛知県で経験した機械買取について、少し違った角度からお話ししたいと思います。

機械買取の仕事を長くしていると、すべてが順調に進むわけではありません。

「これはうまく対応できた」と思える案件もあれば、「もっとこうしておけばよかった」と反省する案件もあります。

そこで今回は、私が実際に経験した、

「机上査定で失敗してしまった事例」

と、

「故障していた機械を工夫して買取できた事例」

の2つをご紹介します。


今すぐ、機械買取の相談をしたい方はこちらからどうぞ。


【失敗例】特殊仕様のNC旋盤で査定額が約200万円下がってしまった

まずは、3年ほど前に経験した失敗事例です。

買取のご相談をいただいたのは、高松機械工業のNC旋盤でした。

最初は写真を送っていただき、写真をもとに査定する「机上査定」からスタートしました。

この機械は一般的な標準仕様とは異なり、サブスピンドルなどを備えた特殊な仕様でした。

売主様からは、そのことを事前にきちんと説明していただいていましたし、細かな仕様書も送っていただいていました。

それらの資料を確認したうえで、当初、

「700万円くらいで買取できそうです」

とメールで回答しました。

すると売主様から、

「それなら、ぜひ一度見に来てください」

というお話をいただき、現地査定へ伺うことになりました。

買い手と一緒に現地へ

このときは、当社が買い取った後の販売先もある程度決まっていました。

その買い手にも事前に、

「標準機とは違います」
「サブスピンドルが特殊な仕様になっています」

と説明していました。

ところが、実際に一緒に現地へ行って機械を確認したところ、買い手側から後になって、

「標準仕様ではないので、この金額では難しい」

という話が出てしまいました。

最終的には、

「200万円くらい安くしてほしい」

という話になってしまったのです。

売主様への提示額も200万円下げることに

当社としても、販売先から大幅な減額を求められたため、最初に売主様へお伝えしていた金額から約200万円低い金額を提示せざるを得なくなりました。

当然、売主様は納得されません。

現物を確認した結果、想定していなかった故障や不具合が見つかったのであれば、ある程度の減額はご理解いただけることもあります。

しかし今回は違います。

売主様は最初から、

「特殊仕様ですよ」

と説明してくださっていました。

しかも、詳しい仕様書まで送っていただいています。

それにもかかわらず大幅な減額になったため、お怒りになるのも当然だったと思います。

こちらから事情をご説明し、きちんとお詫びしたことで最終的にはご理解いただけましたが、この機械を当社で買い取ることはできませんでした。

この失敗から学んだこと

もちろん、最終的な責任は査定金額を提示した私にあります。

買い手側が後から減額してきたことが直接の原因ではありますが、それをそのまま売主様への査定金額に影響させてしまったことは反省すべき点でした。

特に特殊仕様の機械の場合には、買い手に対して、

「本当にこの仕様で、この金額で大丈夫ですか?」

と、もっと強く念押しして確認するべきでした。

また売主様に対しても、机上査定の段階では、

「現物確認によって査定金額が変わる可能性があります」

ということを、より明確にお伝えしておく必要があります。

この経験以降、特殊仕様の機械や高額な機械については、仕様確認や査定条件を以前より慎重に確認するようにしています。


【成功例】故障した森精機NVX5100を600万円で買取

もう一つは、逆にお客様に喜んでいただけた事例です。

ご相談いただいたのは、プレス加工を行っている会社様でした。

売却したいという機械は、森精機のNVX5100というマシニングセンタです。

機械自体は使用頻度が少なく、運転時間も短めで、見た目もきれいな状態でした。

写真を確認した段階では状態が良さそうでしたので、

買取価格は600万円程度

を想定して現地へ伺いました。

ところが、現地で機械を立ち上げてみると、アラートが出てしまいました。

つまり、そのままでは正常に動かない状態だったのです。

故障したままなら400万円程度

故障した工作機械の場合、当然ながら正常に動く機械より査定額は低くなります。

この機械についても、そのままの状態であれば、

400万円程度の買取価格

になってしまう可能性がありました。

実際、他の機械買取業者からも、

「故障しているので査定額は下がります」

という話をされていたようです。

ただ、詳しくお話を聞いてみると、すでにDMG森精機へ修理の相談をされていました。

そして修理費用の見積もりは、

約15万円。

比較的軽い修理で直る可能性があるということでした。

そこで私は、

「修理して正常に動くことが確認できれば、600万円で買い取れます」

とご提案しました。

「15万円払って直して、本当に売れるの?」

ただ、お客様としては不安があります。

15万円を払って修理したにもかかわらず、

「やっぱり買い取れません」

と言われてしまったら、修理代だけが残ってしまいます。

そのため、お客様も修理するかどうか迷っていました。

そこで当社から、

「今回の修理代15万円は、当社で負担します」

とご提案しました。

これなら、お客様側には修理費用のリスクがありません。

修理を行っていただき、機械が直ったところで、もう一度私が現地へ伺いました。

実際に機械を動かし、正常に稼働することを確認。

問題ないと判断できましたので、

当初お伝えしていた600万円で買い取らせていただきました。

結果として、お客様にも喜んでいただくことができました。


故障しているからといって、すぐに安く売る必要はありません

もちろん、当社がすべての機械について修理代を負担できるわけではありません。

修理費用が非常に高額になる場合もありますし、修理しても査定価格がそれほど上がらない機械もあります。

一方で、

  • 中古市場で需要がある
  • 当社としてぜひ買い取りたい
  • 比較的少額の修理で正常な状態に戻せる
  • 修理することで買取価格が大きく上がる

といった条件が揃えば、今回のような方法をご提案できることがあります。

今回のNVX5100では、故障したまま売却すれば400万円程度になってしまうところを、約15万円の修理を行うことで600万円での買取につなげることができました。

「故障しているから安く売るしかない」

と最初から決めてしまうのではなく、修理費用と修理後の機械価値を比較して考えることも重要だと思います。


機械買取は「金額」だけではなく売却方法も考える

今回ご紹介した2つの事例は、結果がまったく逆になりました。

最初のNC旋盤では、特殊仕様についての確認が十分ではなく、お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。

一方、NVX5100では、故障しているという問題に対して修理という方法をご提案することで、お客様にもご納得いただける買取ができました。

機械の売却では、

「今の状態ならいくらか?」

だけで判断するのではなく、

「どういう状態にすれば、より価値を引き出せるのか?」

まで考えることで、結果が変わる場合があります。

長年使用していない機械、故障している機械、特殊仕様の機械など、

「こんな状態でも売れるのだろうか?」

という機械がありましたら、まずは一度ご相談ください。

写真や型番、年式などをお知らせいただければ、買取可能かどうかを確認いたします。

機械買取プロでは、マシニングセンタ、NC旋盤、研削盤、プレス機械など、各種工作機械の買取相談を受け付けています。

機械の状態や搬出条件なども含め、それぞれの状況に合わせて売却方法をご提案いたします。

お問い合わせ

機械の買取査定・ご相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    ファイルのアップロード

    (送信1回につき3枚のみ。4枚以上の場合は自動返信メールに添付してご送信下さいませ。)



    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です