「会社を畳む」は“終わり”じゃない。実は未来を切り拓く“戦略”だった!
【実録】「まだ早い」周囲の声にも惑わされず──三河の社長が決めた“勇気ある撤退”
三河地方で長年、自動車関連の加工業を営んでこられたある社長(64歳)から、先日、私たちにお問い合わせがありました。地
域でも信頼の厚い方でしたが、ここ数年で状況は一変。自動車業界の構造変化、受注と単価の下落、デジタル化への対応の遅れ、そして若手採用の難しさ…。
このまま続けても、会社も自分もじわじわと消耗していくだけだ、社長はそう判断し、まだ働ける年齢でありながら、廃業という大きな決断を下しました。周囲からは「まだ若いんだから、やれるよ」「あと5年は続けてみたら?」という声も聞かれたそうですが、社長の意思は固かったのです。
「1000万円が600万円!?」──それでも社長が「後悔しなかった」理由
社長は廃業後の老後資金として、所有する機械の売却で1000万円程度の資金を想定されていました。しかし、弊社の査定結果は600万円。
「えっ、そんなに安いの…?」
一時は落胆されたそうです。しかし、冷静に考えると、
- 製造から15年以上経過したやや古い年式の設備
- 工場も駐車場もやや狭く、出しづらい
- 重切削もおこなっており、機械の消耗も激しい
といった理由で、想定を下回る金額になったことに納得されたと言います。
それでも、他の蓄えと合わせれば2千万円の資金を確保できたことで、「一文無しになる前に廃業する」という当初の目的は達成され、新しい人生への不安は大きく和らいだそうです。
廃業は「終わり」じゃない。「資産」があるうちに手放す“戦略的撤退”
経営をやめることは、決して「負け」ではありません。むしろ、次へのステップを踏み出すための「戦略的な撤退」です。社長はこう語っていました。
「資金が尽きてからでは、売れる機械も売れない。残るのは借金だけになる」
まさにその通りです。資産価値が残っているうちに機械を売却し、借金を残さずに会社をリセットできたこと。これこそが、A社長が得た最大の成果だったのです。
物価の安い国で「第二の人生」──海外移住を可能にした“機械売却益”
A社長は、工場を閉めた後、東南アジアへの移住を計画されています。
- 生活費は日本の半分以下
- 温暖な気候で体調にも良い
- 日本人向けの長期滞在プランも充実
驚くべきことに、今回の600万円の設備売却代金が、海外での5年〜10年分の生活費に相当すると試算されていました。
日本にいると“65歳で廃業=リタイアが早すぎる”というイメージですが、世界を見れば、まだ自由に動ける年齢でセカンドライフを始めるのは当たり前の選択肢なんだそうです。
A社長の言葉は、私たち機械買取業者もハッとさせられました。まさに、「人生100年時代」の新しい生き方だと感じました。
廃業を検討するなら、まず“今いくらになるか”を知ることが第一歩
A社長のように、設備売却によって資金を確保し、安心して次の人生を始めるために最も大切なこと。それは、「今、自分の機械がいくらで売れるのか」を早めに把握しておくことです。
なぜなら、機械の買取相場は常に変動します。また、
- 長期間電源を入れていないと、いざ売ろうとしても動作確認ができず大幅な減額になる
- 時間が経つほど価値は下がり続ける
- 完全に動かなくなってしまうと買取すらできない可能性も
といったリスクがあるからです。
このような事態を避けるためにも、廃業を少しでも検討し始めたら、まずは無料査定で現在の機械の価値を確認しておくことを強くお勧めします。
廃業は「終わり」ではなく「始まり」──後悔しない未来のための準備を
工場を閉じる決断は本当につらいものです。でも、人生の時間は限られています。何のために、誰のために働いているのかと考えたとき、廃業が一番の選択肢になることもあると思います。
会社や従業員のこと、家族のこと、そしてご自身の健康や自由な時間を天秤にかけた末の決断。それは、まさに経営者にしかできない、未来を見据えた勇気ある選択だったと言えるでしょう。
私たちは、社長様の新たな門出を全力でサポートいたします。
\今すぐできるアクション!/
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- これからの生活資金プランをざっくりとイメージしてみる
- 「もし廃業するなら、どんな点が心配か?」を具体的に考えてみる
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