羽振りの良かったあの頃と、いまの現実
「いや〜、10年前は調子よかったんですよ、ホントに。ずいぶん無駄遣いもしたけど」
そんな風に笑いながら語ってくれたのは、静岡県で金属加工を営むS製作所の社長・Tさん(60代)。
開業して間もない頃から仕事が絶えず、マシニングセンタやNC旋盤をフル稼働。アウトドアが趣味で、週末になるとクルーザーで釣りに出たり、キャンピングカーで山に出かけたり。豪快で人懐っこく、取引先にもファンが多かったといいます。
しかし2022年、長年の取引先だった自動車部品メーカーがまさかの倒産。そこから、Tさんの工場の経営は一変しました。
主要取引先の倒産――売上8割減の衝撃
「正直、まだ信じられないんですよ。20年付き合った会社だったから……。受注が止まってから、急に静かになってしまって。」
それまでは一日中動いていた機械も、今は6台中2台が稼働せず止まったまま。家賃、電気代、人件費——出ていくお金は変わらず、資金繰りは次第に厳しくなっていきました。
昔は躊躇なく買い足していた機械も、今では「持ってるだけでコストになる」。そう感じるようになったとTさんは語ります。
「売る気はなかったけど…」LINEで送った写真からの一歩
「まだ動くし、売るのはちょっと惜しいと思ってた。でもネットで“工作機械 買取”って出てきたから、LINEで写真だけ送ってみたんですよ。」
機械の型番、外観、操作盤をスマホで撮って送信。翌日には連絡があり、5日後には概算見積の連絡が入りました。予想より高い金額と、搬出日程の柔軟な提案に後押しされ、Tさんは決断しました。
買取までの流れ:申し込みから15日で現金化
- 1日目:LINEで写真送信
- 2日目:概算見積り提示
- 4日目:現地下見
- 5日目:正式見積を提示。金額と条件にOK → 搬出日程を調整
- 15日目:機械搬出と同時に振込
売却したのは、
- マシニングセンタ 牧野フライス V56 (年式2008年)制御装置 Professional5 HSK-A63
- NC旋盤 滝澤鉄工所 TC-200 L3(年式2007年)制御装置 FANUC21i-TB
大事に使っていた愛機たち。最後まで活かしてくれるところへ引き取られるなら、とTさんは送り出しました。
「あの時、踏み出してよかったですよ」
「いや~助かった。正直、間に合わないかと思ってたからね。支払いに。」
今では生活もシンプルになり、趣味は自宅での晩酌と、たまに車で日帰りドライブ。「昔ほど派手じゃないけど、気楽で悪くない」と言うTさん。外では見せない静かな笑顔が印象的でした。
「また動かしてない機械が出たら、すぐ写真送るよ。今度はためらわずにね。」
使っていない機械が、いまの経営を救うこともある
受注激減、資金繰りの悪化、未来への不安。そんなときでも、“行動できる人”は前を向けます。
動いていない機械があるなら、まずは写真を送ってみませんか?
Tさんのように、「売るつもりはなかったけど、動いてよかった」と思える一歩になるかもしれません。
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まずは、LINEやメールで「本体」「銘板」「NC装置」の写真を送るだけで概算金額をお知らせします。