2023年の12月に、大隈豊和(現オークマ) MILLAC-561V マシニングセンターほか、合計8台の機械を買取いたしました。
買取させていただいた機械は、
山口鉄工所 YMV-45NA NC立フライス
山崎技研 YZ-80 汎用フライス
テクノワシノ LR-55A 汎用旋盤
その他、ボール盤
などです。
急な廃業と緊急対応の必要性
今回の案件は年末に差し掛かり、非常に慌ただしいスケジュールとなりました。
一般的には、営業停止前の2~3ヶ月前には機械買取先を決めておくお客様が多いです。
しかし、今回はお仕事の都合上、急遽廃業することになったため、最初のご連絡から2週間という期間での対応が求められました。
特に急ぐ理由となったのは、東京電力の契約が12月までという点です。電気が来ていない工場からも買取はできますが、やはり作業のしづらさは発生します。
お客様も、12月中にすべて売却し現金化したいとのご要望がありました。
最終的には、お電話をいただいてから2日で現地下見、4日目に正式な見積もりを提出し、6日目には取引が確定、10日目に搬出するというスピード対応でした。
12月はトラックの手配が難しい
ちなみに、12月は決算などで買取の依頼が多く、また重量屋さん(機械を運搬する専門会社)も引越しなどでトラックの手配が難しい時期です。
当初、お客様には「12月中は難しいかもしれません」とお伝えしていましたが、幸運にも重量屋さん側でキャンセルが出てトラックを確保することができ、その日程で対応することが可能になりました。
競合状況ですが、合計3社が見積もりに参加していたようです。
弊社の見積もりが飛びぬけて高いわけではなかったようですが、他社は12月の搬出は難しいということで弊社を選んでいただけました。
また他社は、工具などを買取できず、値段のつかない備品類も引き取りもできないという条件だったそうです。
狭い現場では搬出を工夫する
搬出に関しては、工場内のクレーンは500kgまで対応可能ということで、小型の機械はこちらを活用させていただきました。
ただフォークリフトはお持ちで無いということで、重量屋の方で準備していきました。
工場の敷地は決して広いとは言えず、前の道路はセンターラインの無い細い道ですが、交通量は30秒に1台程度ありました。
この状態では、トラックを長時間駐車することはできない状況でしたので、警察署へ道路通行許可を取得することも考えました。
しかし、工場敷地にできるだけトラックを入れて、積み込みのときだけトラックを駐車するということで、何とか搬出を終えることができました。
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弊社は、現在東北から関東、甲信越、中部、近畿地方で営業展開している機械買取のプロです。もちろん、九州や四国など遠方に工場がある場合もご相談下さい。
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